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最愛の息子が死んだ。
大事な大事な勝ちゃんが逝ってしまった。
「驚かないで下さいよ」
突然の警察からの連絡で現場に駆けつけた。
クルクル回るパトライト、沢山の警察の人。
まるでテレビの刑事ドラマのシーンを見ている様だった。
自分でも現実なのか夢なのかよく分からない。
亡きあの子と対面したのは警察署の裏だった。
冷凍庫から出て来たあの子は、ちょっと苦しい様な顔をして静かに眠っていた。
ほっぺを触ると、とてもとても冷たくて、
私は声も涙も出なかった。
息子が司法解剖から帰って来た。
どうしようもない悲しさと寂しさ、悔しさが一度に私を襲って来た。
告別式の夜、私は金縛りの中であの子の最後を見た。あの子が助けを求める姿を見たんです。
あの子が最後に頼りにしたのは自分の父親でした。「パパがいたら俺を助けてくれるのに。パパなら自分を犠牲にしても、きっと俺を助けてくれるのに」
決してそこに父親が来ない事はあの子にも分かっていたはず。それでも奇跡を信じてあの子は待った。そして最後に「誰でも良い。俺を助けてくれ。今ならまだ間にあう。こんなに合図しているのに何で気がつかないんだろう」と思いながら、あの子は逝った。
金縛りの解ける瞬間、あの子は私の胸に寄り添うように入って来て、そしてスゥーと消えて行った。「おかん、もう・・・」とたった一言のメッセージを残して。(中略)
事件後、警察の説明に一旦納得。
しかし後日、現場にいた子達から話しを聞いて疑問を持ち何度か警察を尋ねた。
人によって話しが違うのは何故か?警察からの報告と現場にいた子供達から聞いた話しが違うのは何故か?もう一度、事情徴収するなりして納得の行く説明がほしいとお願いした。
だが「もう終った事だし、それに我々も忙しいんですよ」と冷たい返事。
その裏には「少年法」という壁が見え隠れする。私は今でも警察は事故処理をしたのではなく事後処理をしたに過ぎないと思っている。
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