【里帰り出産】知っておくべき流れと準備

里帰り出産

一昔前は親と同居し出産・育児も家族みんなでサポート出来る環境が当たり前でした。現在は核家族化が進み、夫婦だけの子育ては慣れないことが多く、特に第一子であれば想像もできない大変さがあります。

少しでもママの負担を減らすために、今住んでいる場所ではなく、ママの実家で産前産後をお世話になる「里帰り出産」を考えてみてはいかがでしょうか?

里帰り出産とは?

現在住んでいる場所での出産ではなく、産前産後を実家へ帰省し、近くの病院で出産することを「里帰り出産」といいます。特に初めての出産の時は不安もありますし、経験者の母親がそばにいるということで安心できます。

産後はママも自分の体力が回復しない中、慣れない赤ちゃんのお世話をするのはとても大変なので、両親の存在は頼りになります。

ここでは、里帰り出産のメリットとデメリットをみてみることにしましょう。

メリット

出産経験者の母親が近くにいて、陣痛が来たときや赤ちゃんのケアで困った時にサポートを受けられるのが一番のメリットでしょう。産後だけではなく、産前も大きなお腹をかかえての家事は重労働です。一通り家事を任せて出産・育児に集中できる点も大きいですし、パパが多忙で十分なサポートを受けられない場合も心強いですね。

経産婦さんの場合は、赤ちゃん返りをする上の子のケアを任せるために里帰り出産を選択する人も多いようです。

デメリット

デメリットとしては、特に実家まで長距離の場合、産前産後の移動が大変ということが挙げられます。また長期間お世話になるため、実家とはいえ気を遣ってしまう場合や、夫婦で決めた子育ての方針に関係なく、両親が口を挟んでくるといったことも起こります。

そしてパパと赤ちゃんが産後しばらく離れて暮らすので、パパがどのようにお世話したら良いかわからず、育児に積極的になれないということもあるようです。産後の精神的にもつらい時にパパがそばにいてくれない事に不安を感じることもあるでしょう。

そのほか、里帰り先の病院によっては初回受診をしてから分娩予約を受け付けている場合や、予約金が必要であったり、希望している分娩方法が選択できなかったりすることもあるので、よく調べてから予約する必要がありますね。

里帰り時に気をつける4つの事

初めての出産であれば特にですが、いざ里帰り出産を選択したのは良いけれど、何から確認し、どのように予定を決めて行けば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

ここでは、産院の予約から準備した方が良いもの、帰省時期や交通手段にいたるまで、分かりやすく4つのポイントでまとめてみました。

いつまでに里帰りするべき?

里帰り出産をする人は、30~35週の間に里帰りする人が多いようです。その理由は、32週頃までに初回受診が必要な病院が多い事と、飛行機での里帰りの場合は搭乗可能な週数が決められているからです。

そのほか、多胎妊娠や高リスク出産などの場合は、里帰り先の病院とも連携が必要なため、それよりも早く帰省する場合もあります。

分娩予約と確認事項

通常の分娩予約と同じで、心音確認ができ母子手帳をもらってから分娩の予約は可能です。都市部や人気の産院では早めに初診予約と分娩予約をとりましょう。

予約の際に注意するポイントは、電話だけで予約可能なのか、分娩予約するにあたりいつまでに初回受診をすれば良いのか、希望の分娩スタイルは可能なのか、予約金やその他の費用は、多胎妊娠や高リスク出産も受け入れているのかなどを確認することが大事です。また、実家からの距離や周りの人の評判も考慮して病院を選ぶようにしましょう。

実家が異なる自治体にある場合は、里帰り先で新しく妊婦検診の補助券を発行してもらうようにしましょう。様々な事情により、万が一にでも里帰り出産が出来なくなった場合にも慌てず対応できるよう、自宅近くの病院も一通り情報収集しておくことも忘れずに。

里帰りの際の交通手段

選ぶ交通手段によっては、ママの負担も大きく変わります。車の場合は、途中で休憩を取るようにし、長時間同じ姿勢にならないように気をつけましょう。新幹線の場合は混雑する時期を避けるようにし、席を予約する場合も多目的室近くにすると、もしも気分が悪くなった時にも助かります。

一番気をつける点が多いのが飛行機での里帰りです。航空会社にもよりますが、36週までは医師の同意書がなくても搭乗できるのが一般的です。(多胎妊娠や高リスク出産の場合は同意書が必要な場合もあります。)

37週~予定日8日前までの搭乗には医師の同意書が必要となり、7日前からは同意書と同伴が必要な場合が多くなります。同伴となると現実的には難しいと思いますので、余裕をもってスケジュールを組むよう心がけましょう。

飛行機予約の際は、各航空会社に詳細を確認し、また万が一のことを考え、搭乗時には妊娠していることを伝えておくと安心ですね。

準備しておくと良いもの

入院グッズや産後赤ちゃんのケアで必要なものは実家に前もって準備しておきましょう。そのほか、しばらく一人暮らしになるパパのために、手軽に作れる料理をリスト化しておいたり、最低限の家事がやりやすくなるようにメモ書きしておいたりするのも良いですね。

また実家とはいえ、しばらくお世話になるので、お礼の品物や生活費を用意しておくことも忘れずに。自立した大人としてのケジメや、今後も良好な関係を続けていく上でとても大切なことですね。

産後のこと

無事出産したものの、体力が回復するまではもう少しかかりそう。生まれたての赤ちゃんのお世話もとても大変。「もう少し実家に甘えちゃおうかな。でもパパといつまでも離れて暮らすのは不安だし。」と悩む方も多いと思います。

ここでは、実家にいつごろまでお世話になっているのかを、産後の各種手続きと合わせてみてみましょう。

産後の手続きについて

産後の手続きに関しては、基本的に里帰り出産の場合とそうでない場合とで変わりませんが、手続きを行う場所などにいくつか注意点があります。

[里帰り先でする手続き]

 ・出生届(出産日を含めて14日以内)

[住民票がある市区町村の役所での手続き]

・出産育児一時金・付加金(国保、産後申請の場合) 

・児童手当

・乳幼児医療費助成

・赤ちゃんの健康保険加入(国保の場合)

・高額医療費申請(国保で一定額を超えた医療費を払った場合)

 (※社会保険やパパの扶養に入っている場合は、勤務先の総務部または担当部署へ確認しましょう。)

勤務先への届け出に関しては、里帰り出産であっても基本的に変わりません。通常の手続きと異なる点は、里帰り先では出生届だけしか手続きできないと言う部分です。その他の市区町村の役所で行う手続きは、パパに任せることになります。

各市区町村によっても、申請書の提出時に必要なものは若干異なりますので、前もって準備が必要なもの、特にママしか保管場所が分からない物などがないよう、前もって準備をしておきたいですね。

産後は赤ちゃんのお世話でママは大変になりますので、可能であればママの里帰り前に、申請するものリストや持参するものリストを準備しておけば、パパも安心して手続きを行えるかも知れませんね。

手続きをし忘れた分は、さかのぼって給付を受けることはできませんので余裕を持った準備を心がけましょう。

いつまで実家のお世話になる?

産後は1ヵ月検診を済ませて、その後自宅に戻る人が多いようです。1カ月経つと寝不足などはあるものの、ママも体力が回復してきますし、赤ちゃんのお世話にもリズムが出てくる頃です。産後の回復には個人差があるので、一番はママの健康状態で帰宅時期の判断をするのがよいでしょう。

飛行機での移動の場合ですが、ANA・JALの規定では生後8日後から搭乗できるとあります。しかし、あまりに出産間もない場合は体温調節も未熟ですし、不特定多数の人が閉ざされた空間に乗っているため、感染症などの心配もありますので、少なくとも1カ月健診を終えてからが好ましいですね。

まとめ

出産・育児は夫婦だけではなく家族みんなで協力するものです。ママの産後サポートの点からいっても里帰り出産のメリットはとても大きいですよね。しかし、移動する交通機関によっては安心できる座席の予約であったり、病院を選ぶ際の下調べ、パパに任せる申請書類の確認など、何かと前もった準備が必要ということも分かりました。

まずは里帰り出産を受け入れてくれるご両親に感謝することを決して忘れず、心も身体も健康な状態で、新たな家族と生活を始める一つの方法として里帰り出産という選択をするのも良いですね。

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